「志望動機」「アピールポイント」の記載方法
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「志望動機」欄は、なぜその求人企業に応募したいと考えたかという理由を記載しますが、
あわせて「自分の持っている経験や能力を活かして、応募先求人企業に貢献したい」という趣旨
を盛り込むことが重要です。つまり「志望動機欄」欄には、
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応募先求人企業を選択した理由(なぜその会社を選んだか)
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自分の経験・能力のアピール(自分のどんなところを仕事に活かせるか)
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意欲(どんな仕事をしてその会社に役立ちたいか)
という点を盛り込んで記載します。このためその内容は「アピールポイント」と類似したものになる場合が
ありますので、両者を同一欄に記載する場合であって、両者を書きわけにくい場合、無理に書き分けなくても
構いません。
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「志望の動機」を記載するに当たっては、まず、求人票の内容、店舗、製品・商品、広告、
ホームページなどを確認することによって、応募先求人企業のことをよく知ることが大切です。
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その上で、応募先求人企業ごとに、上記の1~3の具体的な記載内容を検討します。
特に「2.自分の経験・能力のアピール」の内容については、応募先求人企業の業務において、
自分のどんな経験・能力を活かせるかという観点から考えてみましょう。
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「志望の動機」「アピールポイント」は、面接時に採用担当者から最もよく質問される項目の
一つですので、面接の際にどう説明するかということをイメージして記載することも重要です。
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自分に応募先求人企業の仕事をこなせる能力や適性があることをアピールできるような、
自分の性格や行動特性などが現れたエピソードを示すという方法もあります。
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「貴社で学びたい」「充実感を得たい」などの個人的で一方的な希望や事情だけを記載しても、
採用担当者に対するアピールにはなりにくいことに注意します。
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記載の骨組みの例を下記に掲げますので、これを参考に、自分なりにアレンジして
自分の言葉で文章を組み立ててみましょう。
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「私はこれまで~を志し~に従事したいと考えて参りましたが、貴社の~については~の面で
大変魅力を感じ、是非貴社で働かさせていただければと思うようになりました。~については
~であるため、~の面では誰にも負けない自信があります。是非~の面で貴社のお役にたちたい
と考えております。
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「貴社の~については以前より~に興味を持ち~してきましたが、~については、~と考えました。
前職では~に携わり、~を身につけて参りましたので、~できる自身があります。~の業務において
自分の~を活かすことを通じて、是非貴社の~にお役にたちたいと思い応募致しました。」
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「これまで私は~に関心を持ち、~に努めて参りました。そのような中でこのたび~を取り扱う貴社から
~職の求人募集が出されたことを知り、この機会に是非、私の~の経験と能力を活かして
貴社の~に貢献していきたいと考え、応募次第です。」
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「私は、~の仕事の使命は~と考えており、これまでも~に努めて参りました。このような中で、
貴社の理念は~であるとお伺いし、是非貴社の一員として~の取り組みに加わって~に向けて
力を尽くしたいと考えました。~業務には~の経験があり、~もできますので、必ずや貴社の~業務
に活かして~することができるものと考えております。」
応募先企業の敬称
応募先求人企業を言い表す敬称は「貴社」としますが、応募先求人企業が会社でない場合は次によります。
財団法人・社団法人・NPO
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「貴法人」「貴団体」
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社会福祉法人・独立行政法人
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「貴法人」
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協会
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「貴協会」
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組合
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「貴組合」
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銀行
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「貴行」
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学校
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「貴校」(大学・短大の場合は「貴学」でも可)
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幼稚園・保育園
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「貴園」
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病院・医院
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「貴院」
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会計事務所・法律事務所
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「貴事務所」
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官公庁
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「貴省」「貴庁」「貴局」「貴所」「貴役所」「貴役場」
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飲食店・飲食店などの個人事業主
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「貴店」「(事業所名)様」
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店舗ではない個人事業主
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「(事業所名)様」
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判断に迷う場合は、「(法人名又は事業所名)様」という形でも構いません。
「御社(おんしゃ)」という表現は口語体ですので、文書には使いません。
【参考】
面接で応募先求人企業を言い合わらす場合、「御社」のほか、「(法人名又は事業所名)様」
「こちら様」「そちら様」「こちらの団体」「こちらの病院」などの言い方があります。
ワンポイント
「職務内容」などを付記する場合、応募先求人企業の求人票の「仕事の内容」欄に
記載された表現を使うと、採用担当者に対応するアピール力が増す場合があります。
また、読み手が理解しにくい専門的な用語や内容は、()書きでその説明を付記します。
より詳しい内容につきましては、最寄のハローワークへご相談ください。